シュラーガーのヴァレンタイン大作戦(Arno Steffen)

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    アーノ・シュテッフェン/シュラーガーは、CDとLP同時発売を予定しています。

    アナログ盤の納期に合わせると、どうしても時間が掛かってしまうので、このあいだに、こまごまとした作業を進行中。

     

    メーカー直販でCDとLPを同時にお買い上げの方には、豪華特典をプレゼントします。

     

    そのひとつが、アーノ・シュテッフェン氏の直筆サイン入りポストカード

    カードには、今まで日本で公開されたことのないアーティスト写真を使っています。

    どこまで需要があるのかわかりませんが、日本にいるかぎり入手する機会なんて、これ以外ないんじゃ?

     

    ということでご本人にサインを依頼するため、ポストカードとサイン用のペン(ダイソーで調達!)、そして手間賃として日本土産定番のキットカット抹茶味(ドンキで調達!!)をブチこんでアーノさんに発送。

    日本のおっさんから、ケルンのおっさん宛てのヴァレンタインの贈り物ってところです。

    ダメ押しに、荷物の通関書類には「ヴァレンタインのプレゼント」と記しておいたし。

     

    義理チョコならぬ義理人情チョコだな…。

     


    インタビューの回答が来た!(Arno Steffen)

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      先日アーノ・シュテッフェンさんに、印刷物の草案と一緒にインタビューを送ったところ、昨晩ていねいな回答が返ってきた。

      ご自身の音楽キャリアからコニー・プランクとの出会い、一風変わったアルバム『シュラーガー』の時代を先取りしすぎたコンセプトなどなど。

       

      そのなかで興味深いことが記されていた。

      『シュラーガー』の前にソロ・アルバムがアリオラでレコーディングされていたが、お蔵入りになっていたのだとか。

       

      この「幻のファースト・ソロ」について、旧国内盤LP解説文の中で軽く触れられていたのだが、詳述されていなかった。

      おそらく当時、執筆した人も、文章を依頼したレコード会社も状況をまったく把握していなかったのだろう。

       

      ちなみに(あえて苦言を呈すると)この文章には事実誤認と誤訳が多く、アルバムの意図をきちんと伝えきれていないのだ。

      いちばんの問題は、「サンプリング」という概念が的確に理解されておらず、アルバム・コンセプトが時代を逆行するようなテイストで解釈されたことだろう。

       

      当時としてはアート・オブ・ノイズのさらに先を行くような、サンプリングだけで構成された、飛び抜けて新しいテクノロジー・コンセプトが売りだったものが、マイク・オールドフィールドのスタジオワークを髣髴とさせるような、二世代昔の匂いで語られてしまっている。

      この文章に準じたのだろうか、どの雑誌でも軒並み同じ論調でシュラーガーが紹介されてしまったのだ。

       

      ドイツ以外でアルバムがリリースされたのは日本だけだったのに、真価が理解されなかった理由の一端がここにあるのかもしれない……。

       


      付随情報(アーノ・シュテッフェン)

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        先日、ドイツの提携レーベルと都内で会談。

        『シュラーガー』LPの詳細を話し合ってきた。

         

        先方の発案でLPジャケット裏側にはシリアルナンバーを入れることになった。

        ということで印刷データ修正せねば・・・。

         

        で、いちばん気になるアナログの納期だが、4月下旬から5月上旬くらいか?とのこと。

        今回はドイツのレーベルと太いパイプのあるプレス工場に発注します。

        以前書いた通り盤の色は「クリア」で!

        プロモーション的な都合からCDとは同時発売になります。

         

        今まで発注していた工場に関しては「デア・テクノクラート」で、たび重なる納期遅れに悩まされたので、ひとつ不安が払拭されたということだな。

         

        ついでに新規のアナログ企画にも話し合えたし、今年は幸先いいのかな?


        シングル曲(アーノ・シュテッフェン)

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          前回はCDのボーナストラックとして収録される12インチEPについて説明しましたが、このレコードに関連してもうひとつのリリースが存在します。

           

           

          EP冒頭の「Gell, Du hast mich gelle gern」(ねえ、私を好きなんでしょ?)が7インチで先行リリースされています。

           

          しかし、ジャケット下部に小さく「販促用サンプル -- 販売禁止」と記されている通り、プロモーション用に作られたもので一般販売はされませんでした。

           

          この7インチのA面はEPと同じヴァージョンですが、B面には「Das Wort zur Musik」(音楽についての話)が収録されています。

          ところが4曲入りEP「4 Liebeslieder」には、このB面の音源が収録されていません。

          いわば「第5の公式音源」ということになります(内容についてはここで詳述しませんが「珍音源」とだけ…)。

           

          ということで、

          今回のCDにも収録されませんのであしからず。

           

          なお現在、アーノ・シュテッフェン氏本人にこの音源をボーナスCD-Rできないか交渉中です。

          断られたらゴメン。今のうちに謝っておきます。

           


          ボーナストラック情報(アーノ・シュテッフェン)

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            そういえば今回の『シュラーガー』のボーナストラックの元ネタについてまだ書いてなかった。

             

            シュテッフェン氏は1985年に4曲入りの12インチEPをリリースしましたが、これが今回の追加収録曲になります。

             

             

            4 Liebeslieder(四つのラヴソング)と題されたこの作品は、アルバム『シュラーガー』と同じくコニー・プランクとの共同プロデュースです。

             

            アルバム『シュラーガー』はサンプリング・ワークの極限に挑んだかのような、緻密で硬質なサウンドでしたが、この12インチはサンプリングだけでなく生楽器も加味された意欲作といえます。

             

            参加ミュージシャンもなかなか豪華で、ラオウル・ヴォルトン(ベルフェゴーレ)やマンフレート・ショーフ、さらにはコニー・プランク本人もトランペットを吹いていたり…。

             

            楽曲も1960年代の流行歌をイジりまくった魔改造カヴァーから始まり、ガビ・デルガドのソロにサンプリングを足したみたいなサウンドまであって、じつにヴァラエティに富んでいます。

             

            なお1曲目の「Gell, Du Hast Mich Gelle Gern」が7インチでカットされていますが、プロモ盤しか存在しません。
            このシングルについては、また後日。

             


            シュラーガー再発版LP(アーノ・シュテッフェン)

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              まだ正式決定ではありませんが、今回再発される『シュラーガー』のLPはクリア・ビニルを予定しています。

              エッジの効いたソリッドなサウンドにはクリア・ビニルが超マッチ!?(80年代風キャッチコピー)

               

              じつは今まで発注していたレコードプレス会社が「デア・テクノクラート」で発注した際に問題ばっかりだったので、『シュラーガー』からは別会社に依頼することに。

              新たなプレス会社はSuezan Studioとパートナーシップを結んでくれたドイツの会社からの紹介でした。

              本当にありがたい!

               

              これからはSuezan Studioではアナログ・リリースに力を入れていく所存です。

              ということで、他社からのアナログ盤の製造依頼もお受けいたします。

              気になる方はお気軽にご連絡ください。


              企画会議(Arno Steffen)

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                今日はアーノ・シュテッフェン再発の発案者にして

                オンデマンドのプロデューサー、ABK1君とランチ会議。

                 

                CDやLPの形態や付属品などの詳細を相談し、だいたい決まる。

                 

                その中で特典の話になったのだが、前々からとある音源を使えないか考えていた。

                CDにはアルバムの10曲、EPの4曲の都合14曲が収録されるのだが、

                じつは15番目の公式音源が存在しているのだ。

                これを何らかの形で特典にしたい、というもの。

                 

                帰宅後すぐにアーノ氏にこのアイデアを打診、現在は返信待ちです。

                実現したらけっこう面白いかも。


                追加曲の追加情報(Arno Steffen = ABK1)

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                  アーノ・シュテッフェン/シュラーガーの初CD化に際し、

                  1985年発表の12インチ「4 Liebeslieder」の全4曲が追加収録されます。

                   

                  このEPの1曲目に収録されているのが歌手であり女優でもある

                  マルギット・スポンハイマーが歌った1967年のヒット曲

                  「Gell, Du Hast Mich Gelle Gern」のカヴァーです。

                   

                  Margit Sponheimer - Gell, Du hast mich gelle gern

                   

                   

                  自称「最後のサンプリング・カプリコーン」であるアーノ氏が、

                  コテコテのヒット曲を再構築したのは、「オマージュ」とのこと。

                  この物言い自体がアイロニカルなパロディなのでしょうが。


                  とはいうものの、原曲のヒットすら知られていない日本では

                  この面白さって伝わりづらいと思います。

                   

                  例えるなら、サンプリング・カプリコーン筆頭のアート・オブ・ノイズが、

                  水前寺清子の「365歩のマーチ」をカヴァーしたような感じなのかな?

                  (オレ的評価)

                  この筆頭さんも昔、「ピーター・ガンのテーマ」をカヴァーしてたっけ。

                   

                  で、肝心のカヴァー曲の出来ですが、アーノ氏だけでなく名匠コニー・プランク

                  によって容赦なくイジり倒され、とんでもなく奇妙な合成獣に転生!

                  ヴォーカルはまるでマックス・ゴルトみたいで超異色作です。

                   


                  はやくもマスター到着(Arno Steffen)

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                    契約書の到着からわずか数日、

                    あれよあれよという間にマスターが到着!

                     

                    ビットレートやファイル形式がバラバラながらも

                    アルバムの10曲とボーナストラックの4曲がそろいました。

                    現在、Suezan Studioにて最終マスタリング中です。

                     

                    やはりオリジナルテープから起こされた音源はクリアで、

                    ご本人がこだわった音質は繊細でした。

                     

                    特にそう感じたのは、旧LPのB面1曲目「Somewhere」でした。

                    原曲はレナード・バーンスタインが1957年に作曲し、

                    映画『ウェストサイド物語』の挿入歌として使用されました。

                     

                     

                    これが原曲(蛇足ながら貼ってみました)。


                    さっそく進行(アーノ・シュテッフェン)

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                      契約書が到着し、ようやく具体的になった『アーノ・シュテッフェン/シュラーガー』再発企画。

                      さっそくマスター音源についての話し合いになりました。

                       

                      2013年に発売になったコニー・プランクのコンピレーションBOXにも『シュラーガー』からの曲が収録されています。

                       

                       

                      WHO'S THAT MAN / A TRIBUTE』4CD Box

                       

                      ディスク1の1曲目、ボックス全曲の冒頭を飾るのが「Hörprobe」です。

                      …が、スクラッチノイズ入りの、あきらかにレコードから起こした音源が使用されていました。

                       

                      そこで勝手に「マスターテープは紛失の可能性あり」と判断し、手持ちのレコードからマスタリングを進めていました。
                      じつはこの時点で、まだご本人と接触すらできておらず、完全に「見切り発車企画」だったのです!

                       

                      ところが本人とコンタクトが取れてみれば「オリジナル・マスターはすべてデジタル化している」という回答が…。
                      結果として勇み足、というかただの徒労に終わったワケですが…。

                       

                      このコンピレーションBoxでなぜ盤起こし音源が使われたのか分かりません。
                      でもDisc 4に収録されたMoebius-Plank-Steffenによる1987年メキシコでのライヴは圧巻です!


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