インタビューの回答が来た!(Arno Steffen)

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    先日アーノ・シュテッフェンさんに、印刷物の草案と一緒にインタビューを送ったところ、昨晩ていねいな回答が返ってきた。

    ご自身の音楽キャリアからコニー・プランクとの出会い、一風変わったアルバム『シュラーガー』の時代を先取りしすぎたコンセプトなどなど。

     

    そのなかで興味深いことが記されていた。

    『シュラーガー』の前にソロ・アルバムがアリオラでレコーディングされていたが、お蔵入りになっていたのだとか。

     

    この「幻のファースト・ソロ」について、旧国内盤LP解説文の中で軽く触れられていたのだが、詳述されていなかった。

    おそらく当時、執筆した人も、文章を依頼したレコード会社も状況をまったく把握していなかったのだろう。

     

    ちなみに(あえて苦言を呈すると)この文章には事実誤認と誤訳が多く、アルバムの意図をきちんと伝えきれていないのだ。

    いちばんの問題は、「サンプリング」という概念が的確に理解されておらず、アルバム・コンセプトが時代を逆行するようなテイストで解釈されたことだろう。

     

    当時としてはアート・オブ・ノイズのさらに先を行くような、サンプリングだけで構成された、飛び抜けて新しいテクノロジー・コンセプトが売りだったものが、マイク・オールドフィールドのスタジオワークを髣髴とさせるような、二世代昔の匂いで語られてしまっている。

    この文章に準じたのだろうか、どの雑誌でも軒並み同じ論調でシュラーガーが紹介されてしまったのだ。

     

    ドイツ以外でアルバムがリリースされたのは日本だけだったのに、真価が理解されなかった理由の一端がここにあるのかもしれない……。

     


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